pastyは語源が明らかになっていない単語なのですが、
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/patsy
こちらの辞書でも音節が pat.sy という2音節で書かれています。
通常、音節が発音に明確に現れることは滅多にありませんが、話す速度を落とすほど音節の区切りがどこにあるかが音声的にもわかりやすくなってきます。
それほどゆっくり話したということは感じていらっしゃるとおり、patsyという語に意味的強調を持たせていると理解してよいでしょう。
拙著の第2巻「発音」の後半で「音節」について解説しておりますが、母音や子音が結構きれいに発音できている人でも、話す速度をゆっくりにするほど、音節をどうとらえているかが聴覚的にも把握されてしまうため、そういうところで発音のぼろが出たりするものなんです。
mother を「ゆっくり」発音したとき、日本人は mo-ther と読んでしまいますが、これも moth-er と第1音節がthまで一気に発音されると「非常に英語らしい」読み方になります。
歌もアップテンポの曲よりも、スローバラードを歌わせた方が、本当の歌の上手下手がわかるのと似ていますね。
だから「単語を覚えるときは、最初は音節を意識して非常にゆっくり発音する」ように常々お勧めしております。